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光の回廊

2020 年

ミクストメディア

A corridor of ligh

2020
mixed media

目を閉じたとき、

今わたしが存在しているはずの現実の世界が、ひどく不安定なものに感じられる。 わたしは私が見ていなくてもこの現実の世界に存在しているのだろうか。

もしかしたら、現実という名の世界はたくさんあるのかもしれない。

遠い記憶の彼方にいる「過去」という現実、 これから出会うかもしれない「未来」という現実、

「夢」という現実の中で出会った .....

どこまでも循環している現実のかけらは、触れたことがないはずなのに、 いつでもそこにいた気がする。そして今も、この先もずっと。

このかけらの海の中で呼吸をすることができたとき、 私は今わたしが存在している世界が見える。

​(2019年度 東京造形大学卒業制作展展示作品)

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